2014年11月06日

体の構造と機能と臓器の役割と関係性「消化器@」

自分自身をもっとよく知ろう!

健康の維持や病気を治すには、自分自身を知ることが大切なことですね。病気を治すのは自分自身の治癒力ですよ。一時的な対処法として病院や薬に頼ったとしても、そこに依存している限り完治できませんね。
何故体調が悪いのか?何故病気になったのか?その答えを知るためには、何処にどんな臓器があって、どんな働きをしているかを、ある程度は知っておく必要がありますよね。そうすれば、間違った情報に振り回されたりすることもなくなります。医療の仕事をするわけではないので重要なポイントだけでいいのです。理解しておくと大変役立ちますよ。

【 体の構造と機能と臓器の役割と関係性 】

物を食べて、それを処理する器官は「消化器」ですね。
食べたものを栄養として全身に送る器官は「循環器」
体内で発生した疲労物質や毒素、老廃物などのいらないものを排除するのは「排泄器官」です。
排泄器官の中で腎臓を中心とした部分を「泌尿器系」といいます。
そして、一番重要なのは体全体をコントロールする「神経系」と「内分泌系」です。
その全体をすべてコントロールする中枢は「脳」です。

これらの機能がきちんと機能していれば、他の器官に少々問題があっても健康は維持できるんですね。もちろん、すべての器官は必要ですが、生命を維持するために必要な器官というと、やはり優劣があるんです。
よく、「胃腸の丈夫な人は健康だ」「腸が奇麗だと健康だ」といわれますが、それは正しくないですね。胃腸がどんなに丈夫で健康でも、健康維持できるとは限らないです。ところが逆に、胃腸に負担をかけて健康的な生活をしなくても、それよりもっと優位な部分、大事なところを改善していくと、胃腸は何もしなくても治っちゃうこともあるんです。
日本人が一番使う薬は何だかご存知ですか?胃の薬なんです。一番売れているんですね。世界一ですよ。昔から現在に至るまで一番良く売れています。何故そんなに売れるかというと、胃は直ぐに症状を表に出すから凄く分かりやすいんですね。でも、胃薬が本当に効くのであれば売れなくなりますよね。どんどん売れるということは効いてないからですよ。一時的に症状が治まるので治ったと勘違いしてるいだけです。治ってないんです。だから、大量に売れるんです。胃薬では治らないだけでなく、この薬の大半は吸収されて肝臓に行きますから、これをみんな分解しなくてはいけないので肝臓の負担がどんどん大きくなるだけなんです。

≪ 消化器 ≫ 
食べたものを処理する器官「消化器」はどの部分をいうかというと、そこに係わるものは全部含まれてきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E5%8C%96%E5%99%A8
まず、口ですよね。そして、歯、舌、喉の器官、食道、胃、小腸、大腸、それらを補助、消化液などを出す、膵臓、胆のう、肝臓、これらが全部係わってきます。主な消化器は胃腸といわれますね。それらの位置と役割について説明していきます。

「 口 」
では、口って何処でしょ?これは入口の空間のことで形が無いんですね(笑)
この入口の空間の口から始まって、消化器がずぅ〜っとあるんです。
口の中を口腔といいます。口腔の役割は、最初にものが入ってきた時に、ものを噛み砕く。消化しやすく、喉も通りやすくするために大雑把に細かく砕きます。その時に唾液が出ますね。この唾液の中には200種類位の成分が含まれていて、その中には消化液と共に殺菌作用のある物質も含まれています。

唾液の殺菌作用ですが、菌にはいろいろな種類がありますよね。ウイルス、マイコプラズマ、細菌など。そのような菌が外から入ってきても、唾液に触れると死んでしまうんです。その他に、有害物質、化学物質も、唾液の中の成分でかなり分解されます。そういう、体を守る働きもあります。外から菌が入ってきた時に、唾液に触れるとどの位の時間で菌が死ぬと思いますか?1分位噛んでいると、ほとんど口の中で死んでしまうんですよ。それ位強力な殺菌力があるんです。ところが、現代人は、この殺菌力が非常に衰えてしまっているんです。何故かというと、この唾液の原料はすべて血液です。その血液は食べ物です。食べ物が悪いから、唾液の質も悪くなってきます。だから、このような殺菌力も弱ってしまっています。

それから、唾液には消化液も多く含まれていると言われていますよね。でも、この消化液は炭水化物の分解酵素なんです。アミラーゼという酵素が含まれています。このアミラーゼが含まれているので、ご飯をよく噛んでいると甘く感じるんです。甘く感じるのはオリゴ糖ですね。アミラーゼが作用すると、大きなデンプンの分子がだんだん細かくなるんです。最初にデキストリンという物質になり、次にオリゴ糖になり、次にぶどう糖になる。ぶどう糖にまで小さくなると吸収されます。でも、口では1000回かんでもぶどう糖にはならないです。何故かというと、アミラーゼはあるけど微量なんです。多少そこで消化できるというだけで、唾液の主な働きは、喉を通りやすくすることであって、消化作用ではないんですね。だから、唾液が出るから消化を良くするというのは、あれは嘘です。どんなに唾液を出しても、その唾液によって消化を助けるということはあまりない。ところが、実際によく噛むと消化が良くなるでしょ。それは唾液のおかげではないく、この噛むことによって歯の奥にある歯髄の神経が常に刺激されるんです。この信号が脳に行きます。そして、顎が動きますよね。この信号も脳に行く。この両方の刺激、この信号が間脳に入る。そして、間脳の前の方で作られた信号が、自律神経を通して、胃や腸や膵臓や肝臓などに全部送られる。そして、結果機能がどんどん上がっていくんです。だから、唾液を出さなくても、口を動かしているだけでも消化良くなる。その辺を勘違いしている人が多いです。物を細かくするときに、水分が無いと細かくしにくいですよね。そして、喉を通していくときも、水分が無いと通っていかないです。だから、唾液は噛み砕きやすく、飲み込みやすくする。そして、いろんな細菌を殺したり、有害物質を分解したりする。という役割をしているんですね。

「 胃 」
口で噛み砕いたものは、喉を通して、食道を通って胃に入ります。胃の働きは、たんぱく質分解酵素で、たんぱく質を分解する。すべて分解するわけではなくて、ある程度分解するんですね。そして、胃の中には大量の胃液が出ますよね。この胃液の強力な酸である程度分解する。同時に機械的に動く蠕動運動などがありますね。この両方の働きによって、胃の内容物は、どろどろの状態まで細かくなります。これで、さらに消化しやすくなるわけですね。胃から出る塩酸は強力な酸性で、プラス結構強力なたんぱく質分解酵素が出ます。胃酸はpH2に近い物凄く強い酸性です。胃酸を一滴と取り出して手のひらに置くと1分もしないうちに手に穴が開いちゃうそうですよ。それ位強力です。そんな強力な酸と分解酵素が出でいるのに胃が溶けないのは、中和をする粘液を常時出しているから溶けないんですね。ところがですね、強力なストレスがかかると、胃の細胞が収縮するんです。そうすると、たちまちその胃液も胃を保護する粘液も、その量が急激に減ってしまいます。そんな状態で胃酸が出たときには胃が溶けてしまう。これが胃潰瘍ですね。強力なストレスをかけると30分で起きるんです。ストレスで起こる胃潰瘍は早いですよ。十二指腸でも同じことが起こります。これが十二指腸潰瘍ですね。

ピロリ菌
そらから、最近40代以上の8割以上にピロリ菌がいると言われていますよね。胃の働きには、食物と一緒に入り込んだ細菌を胃酸で殺菌する働きもありますよね。99%以上の生物は、胃の中に入ると強力な酸で死んでしまいます。肉の塊を丸呑みしたとしても、胃の中で溶けてしまう位に強力な酸なんです。でも、ピロリ菌は生きていますよね。何故かというと、外から入ってきた窒素を体内に吸収して、その窒素を原料にしてアンモニアを作る性質を持っているんです。アンモニアは強力なアルカリ物質だから酸を中和するんですね。だから、ピロリ菌は生きていられるんですよ。ピロリ菌の餌は何だと思いますか?人間のいらないもの。不要な老廃物を餌にして生きています。ということは、老廃物のない、奇麗な血液の人は、ピロリ菌がいくら入っても餌が無いから育っていかないんですね。ピロリ菌がいるということは、体に毒素が多いということです。だから、血液をきれいにすればピロリ菌はみんな消えちゃいます。しかしですね、病院ではピロリ菌がいると物凄く強力な抗生剤を1週間も飲まされるんです。そんな抗生剤は1回飲んだだけで腸内菌がかなり死んでしまいます。1週間飲むと半分以上も死んじゃいますよ!元に戻るのに一月か二月はかかります。そして、2割位の人は、1週間飲んでも死なないそうです。そういう場合は、さらにもう1週間飲まされる。そうすると、腸だけのダメージではなく、肝臓まで物凄いダメージ受けます。これが元に戻るには二、三ヶ月かかりますよ。そして、ピロリ菌は至る所にいます。またしばらくすると、ピロリ菌が入ってきますから、そんなことやっても無駄なんですね。

胃の役割は、胃の中に入ってきた内容物を、科学的に分解するということと、物理的に攪拌して細かくする。そして、十分に細かくしたものを腸に送り出すことですね。そして、小腸の最初の所の十二指腸に移されます。

次回は十二指腸からです。


2014年11月20日

体の構造と機能と臓器の役割と関係性「消化器A」

前回は、消化器の「口」と「胃」の役割について説明いたしました。
http://blog.kodemari556.net/article/408454186.html

そして、胃で十分に細かくしたものは、小腸の最初の所の十二指腸に送られます。

≪ 小 腸 ≫

〈 十二指腸・空腸・回腸 〉

十二指腸は何故十二指腸というかというと、長さが25pくらいで大人の指12本を横に並べた位の長さだからといわれていますね。
では、十二指腸はどのような役割をするかというと、胃から流れてきた内容物を消化するための消化液が出てくるところです。そして、強力なアルカリ性の性質を持っていて、これが強力な酸である胃液をある程度中和してくれます。この消化液は、「膵臓」からのパイプと「胆のう」からのパイプが十二指腸の直前で合流していて、「膵液」と「胆汁」が両方混ぜって出てきます。
胆汁の役割は、油を分解しやすくするためにあるレベルまで細かくする。通常混じり合うことのない脂質と水分が混じりやすくなるように乳化して、脂質の消化を助ける働きをしているのです。この胆汁は、油の消化を助けるのが本来の役割ではないんですよ。胆汁は、肝臓が様々な有害なものを分解し排泄するものや、古くなった赤血球を分解して排泄するもの、この分解産物を排泄する排泄物なんです。排泄物だから腸に送り込むんです。送り出すタイミングは、胃から内容物が入ってきた時にこの反射で胆のうが収縮して胆汁が送りだされる。結果として、油の分解を手助けするという作用があるので、ただの排泄ではなく内容物が入ってきたタイミングに合わせて排泄をするというように上手く出来ているんですね。凄い!
膵臓で作られる膵液は、すべてのものを消化するものが含まれています。タンパクも脂質も糖質も全部消化する。この胆汁と膵液が混ざり合った状態で、さらに内容物と混ざり合いながら移行していきます。
小腸の長さは十二指腸、空腸、回腸を合わせて7m位の長さがあり、これがお腹の中で折り畳まれています。そこを内容物がゆっくりと流れて行くんですが、最初の2m位は消化せずにそのまま通過していって(空腸)、そこからゆっくり、ゆっくり流れて消化していきます(回腸)。その時に、腸からも消化液が出てきます。膵臓から出た消化液と腸から出た消化液の両方でゆっくり分解をしていく。そして、吸収できる大きさにまで細かく分解して吸収していきます。ほとんどの物は、腸の絨毛(じゅうもう)という部分の中に、血管とリンパ管が入っていて、ここに吸収されていく。脂はほとんどがリンパ管に入って行きます。その他は静脈に入って行き、そして全部肝臓に送られます。それから、そのまま吸収されて血管に入るものだけでなく、腸の内側の壁の細胞に「同化」すると言いますが、その内側の壁に変わっていくということも起こっています。これは、まだ現代医学では認められていませんけど、動物の体内では、そのことを観察して確認した人は複数います。現実にそういうことが起こっているということを前提に考えないと、食べ物によって血液や細胞が変わっていくという理屈が成り立っていかないんですね。単純に食べたものを細かく分解して吸収するということではないです。そういう物凄いダイナミックな変化が腸の中では起こっているんですね。

次回は大腸です。



2014年12月05日

体の構造と機能と臓器の役割と関係性「消化器B」

前回は小腸についてでしたが、次に送られる大腸についてです。
http://blog.kodemari556.net/article/409290066.html

≪ 大 腸 ≫
小腸で処理されて吸収されたもの以外の残渣がありますね。これは、大腸に送られて排泄するのですが、大腸の中を進む時間は早い人で10時間、長ければ20時間、30時間と個人差がありますが、平均して20時間くらいはかかります。長さは2m位でとても短いです。その間に、微生物がいても全部死んでしまいますけど、たまに強力なのがいるんですね。普通は外から入ってきた病原体は口の中で大半は死滅します。残ったものは胃に入ればほとんど99%以上は死滅します。しかし、そこでも生き残る酸に強いのがいるんです。それが、腸に行ってしまいますが、腸には大量にいろんな種類の免疫細胞が存在するリンパ節が沢山あります。これをパイエル板といいます。それが作用して免疫細胞を分泌して腸内の病原菌をみんな殺していきます。しかし、それでもまだ強力なのが中にはいるんですよ。そこまで強力なものは大腸にまで行ってしまいます。これは、そのまま大腸を進んでいくと危険なので殺さなくてはいけないですよね。

「 盲腸 」
この最後の処理をするのが「盲腸」の役割です。人の盲腸は4pと短いですが、動物の盲腸はもっと長く、犬は10p、豚は15pもあります。人間だけ短いです。何故かというと、退化したんです。何故退化したかというと、盲腸の役割は小腸から処理されたものが送られて最後の処理をするときに菌があってはいけないから、これを処理するために盲腸にしばらく溜めておいて殺すんです。小腸から大腸に繋がる部分、大腸の一番最初の部分を盲腸といい、この盲腸の先端に突起物の「虫垂」があります。昔は虫垂の役割が分からなかったから、こんなのは要らないものだからついでに取っちゃいましょう。ということがよくありましたが大事なものなんです。どんな役割をしているかというと、この中で強力な免疫細胞を作っています。小腸から盲腸に食物が流れてくると、その反射で虫垂が収縮して免疫細胞を送り出し、盲腸の中で生き残っている菌を全部殺すんです。ところが、現代人の虫垂は収縮力が弱っているし、あまり免疫細胞も作らなくてっているので盲腸で、菌を全部処理できない人も多くなっています。動物は、人間みたいに衛生環境で食べ物を食べてないから、毎日いろんな菌が入ってきます。だから、死なずに残っている菌が多いので、盲腸での処理時間が長いです。だから長いんですね。人間の場合はだんだんと菌が少ないものを食べるようになってきたから盲腸にいたる菌が少ないですよね。何でもかんでも除菌して徹底した衛生志向が発達しています。だから、盲腸の役割が必要なくなってきて、だんだんと萎縮してきたんです。そして、虫垂はもともと収縮出来る力を持っているんだけど、特に精製糖などの砂糖類と果物を多く摂っている人は収縮力が弱っています。仮に虫垂に異物が入ったとしても本来は収縮して出してしまいますが、異物を出せないという状態になる。そうするとここで炎症を起す。毒素が多いと化膿する。化膿してパンクすると「腹膜炎」を起こして死んでしまいます。その前に猛烈な痛みがきますから、病院に行って虫垂に炎症を起していれば切って取ってしまいます。初期であれば薬品で炎症を抑えていく。「虫垂炎」を起す人は、たまたま運が悪かったわけではなく、長い間の食生活が悪くて盲腸も虫垂も機能が低下している人です。ぶどうの種やスイカの種が入って虫垂炎を起したという人がいますが、普通は種は入らない。種が入ったり出せなかったりするのは弱った腸だからそういうことが起こるんですね。虫垂は取ってしまうと免疫力がダウンするだけでなく、全体のホルモン系のバランスを崩してしまいます。そして、腸を動かす自律神経までバランスを崩してしまいます。だから、虫垂は決して取ってはいけないんです。

〈 大腸の病気 〉
最近は簡単に腸を切りますよね。少し何かあれば直ぐに切ってしまいます。大腸は上に行って横に行って(横行結腸)下がってS字を書いて直腸に出ます。その「横行結腸」ですが、普通は薄い膜で全体が支えられています。だから、本来なら位置は移動しないです。小腸も全部そうです。膜は筋肉細胞なんですが、これが弱って伸びてしまう。そして、この腸がダラリと下がってくる。こういう人が増えています。もっと酷い人は、これがグジャグジャグジャととぐろを巻いたみたいになってしまう人がいるんです。こうなると厄介で、極端な頑固な便秘になる。そうなると腸内環境がどんどん悪化しますよね。そういう人は、必ず他の病気に移行していきます。現代医学では、こうなったら絶対に治らないと言われます。だから、あまりに伸びてしまった人は切られてしまいます。他にも直腸の辺りに厄介な痔が発生した場合も切られる人が多いですよね。中にポリープが出来たら当然切るし、痔が出来れば広範囲で切ってしまうし、みんな切るんですよ。「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」というのがあります。これは、自己免疫疾患といって自分の免疫細胞が腸壁の細胞を破壊していくものです。若い人に多く、これは出血が常時止まらなくて、下痢も止まらないという状態になっていくんです。酷くなると切っていきます。大腸切って、小腸切って、どんどん、どんどん切っていく。クローン病の人で、今現在、腸は2pしかないと、毎年毎年1p位切っていく。今は鼻から管を通して栄養を補給していると言われていたそうです。とんでもないですよね。潰瘍性大腸炎やクローン病は案外治しやすいです。ほとんどが、3か月から1年で治るとこが多いのです。本当に滅茶苦茶なことをするから怖いですね。

〈 役割 〉
大腸の役割は、小腸で処理された残渣物、その排泄物を出すときに、そのままだと水分が多いから下痢になるんです。だから、大腸をゆっくり進む間に水分を吸収するんですよ。そして、ある程度水分が吸収されたところで排泄されていくんですが、これが順調に行っている人が最近はほとんどいないんですよ。

腸内菌
それから、大腸には腸内菌が住んでいますよね。健康な腸の人は、腸内菌が1s〜1.5s、数にすると100兆個、種類が1,000種類位いろんな菌がいることが最近の研究でわかってきています。大きく分けると、良い菌と悪い菌がありますね。一番多いのは日和見菌ですが善玉と悪玉の優位になった方に加勢します。それから善玉が7割、悪玉が3割のバランスが健康な状態と言われていますが間違いです。これは平均値で健康値ではないです。健康な人には悪玉はいません。善玉100%。でも、現代人にはほとんどいないですけど。本来はそうでなくてはいけないです。完璧な食生活で奇麗な血液のお母さんが出した母乳だけを飲んでいる赤ちゃんは善玉100%ですよ。健康な赤ちゃんの便は全然臭くないです。サツマイモ蒸かしたみたいな臭いなんですよ。でも、最近の赤ちゃんはそんな臭いの便は出さないです。すごく臭い便を出します。すでに体質が悪いからなんです。母乳で育てている赤ちゃんでも、腸はすでに環境が悪くなっています。それは、母乳の質が悪いからです。母乳はすべて血液が変化したものです。お母さんが食べたものが母乳になっているわけですから、食べ物が悪い現代人は母乳の質が非常に悪くなっています。とんでもない粉ミルクの方がましな位に母乳の質が悪い人も中にはいるんですよ。だから、赤ちゃんでも腸が相当に疲弊してしまっているんです。

大腸に住んでいる腸内菌はただいるだけでなく、いろんな役割をしています。外から入ってきて、まだ残っている有害なものを分解する力もあるし、残ったものを分解するのは悪玉菌なんです。それは、悪玉菌は人間に必要のないもの、余計なものを餌にしているからです。だから、必要のないものを食べている人は悪玉が増えるわけですね。善玉菌は大腸に送られた有毒なものを分解してくれたり、有効成分を作ってくれたり、腸の蠕動を活発にしてくれたりと、人にとってプラスになる働きをしてくれます。善玉菌は人間が必要とするものと同じものを餌にしています。だから、人間が自分の必要なものだけ食べていれば善玉しか育たないです。善玉に横取りされるかというとそうではないですね。全部吸収されるわけでなく、大腸に移行するまでにある程度は栄養が残っていますから、その残った栄養を吸収して、さらに、人が食べたものの中で不足してものを作ってくれるんですね。善玉菌がどんどん代謝して、どんどん死滅して、新しい細胞が生まれてきます。微生物は代謝が早いんですよ。その死滅したものは分解して、その時に菌の内容物が全部外に出るんですよ。この中には人に必要なすべての栄養素が含まれていますよ。しかも、物凄く活性が高い状態です。これが水に混じって同時に吸収されます。それが全部肝臓に行くんですよ。だから、不足した栄養素は大腸の中の菌が作ってくれている様な形ですね。だから共生ですね。お互いに助け合いながら生きているわけです。例えば、玄米を食べてもビタミンB12はほとんどないです。これも善玉菌がどんどん作ってくれる。他のビタミン類でも足りないものはみんな作ってくれるんですよ。作れないのは無機質です。ミネラルですね。これは元素だから作ることが出来ないんです。おおもとの原料だから作れない。それだけは採り入れなくてはいけないです。このミネラルも、体の機能が良ければ、体内でリサイクルしていきます。使って廃棄するときに、もう一度吸収して使いなおす、この使いまわしをかなり効率よくやっています。それでも、ある程度は摂り入れなければならないですね。それは、良質な塩とか海草とかを摂っていれば無機質は十分に摂れますから、だから、玄米と野菜と海草、これを中心にしていれば、必要な栄養素はほとんど摂れるんですね。それでも、不足したものは腸内菌がみんな作ってくれます。腸内菌は凄いんです。
一方悪玉菌はどうかというと、毒素を作ります。肉類などを食べて作られた毒素は有害なものがかなり多いです。インドール、スカトール、プトマイン、硫化水素、アンモニアなど、この中で一番強力な毒素はプトマインです。量が多いと死んでしまうくらいです。こういうものを作るんです。それらは、水と一緒に吸収され、一端はすべて肝臓に行きます。肝臓のフィルターを通さずに全身を回ったら大変なことになりますからね。だから、必ず肝臓を通過して有害なものを肝臓で分解処理してもらうのです。

体臭・加齢臭
ところが、あまりにもそういう毒素が多いと肝臓は疲れてきます。現代人は肝臓がオーバーワークしています。お母さんのお腹にいるうちから肝臓は物凄く負担がかかっています。生まれたらもっと凄い負担がかかります。そんな状態なのに、薬、医薬品、添加物。これは普通に生活していると100種類位は入ってきますよ。こういうものを微量だし、いろんなものは肝臓がみんな処理してくれると言いますが、全部微量だからといっても、微量が一杯集まれば大量ですよ。薬はほとんどが肝臓で分解されて、ほんの少しだけが体に入って薬として機能するんです。それくらい、肝臓はどんどん分解してくれています。しかし、現代人は余りにも処理するものが多すぎます。だから、現代人の肝臓は慢性的に機能低下しています。そのような状態では、大腸から送られた毒素は全部分解されるか分からないです。そうすると、体から悪臭が出てきます。それが体臭なんですよ。だから、体臭を消すためにスプレー使ったり、口臭を消すために変な薬剤使ったりとか、腋臭を消すために銀イオンの入ったスプレーしたり、そういうもので全部外に出ないようにシャットダウンしようとする。この考えはそもそも間違いです。毒素がどんどん出るならその原因を無くさなくてはいけないです。肝臓が本当に健全な状態であれば、大腸が汚くて毒素をどんどん生産しても、肝臓が処理しますから、皮膚から体臭が出ることはないです。体臭が出るということは、肝臓で処理が出来ていない、腎臓も処理しきれていないという証拠なんです。だから、腎不全の人は体臭が強くなる。透析している人は、よほどきれいにしてないとアンモニア臭が出てきてしまう。処理が出来ていないからなんです。だから、加齢臭も年のせいではないですよ。あまりにも食生活が悪いために、長年生きていれば体中の機能が全部ダウンしますから、老廃物や毒素の処理が上手くいかなくなるということです。だから、きちんとした生活をしていれば加齢臭は出ません。

腸内環境
話を大腸に戻しますが、大腸の環境を良くすると、アレルギーが治ったり、自律神経が良くなったり、循環器系、心臓などが良くなったりします。だから、腸内環境が大事だと最近はよく言われますよね。腸内環境を良くするために何を考えますか?発酵食品を摂りましょうと言われますよね。特にヨーグルトやチーズを食べましょうって聞いて、頑張ってヨーグルトを毎日200gも食べている人もいますよ!そんなことしたら、ますます腸内環境が悪くなりますよ!ヨーグルトは発酵時間が数時間で短いですよね。だから、牛乳の中に繁殖する乳酸菌はほんの少しです。その乳酸菌摂るために大量に質の悪い牛乳を食べてしまいます。プラスマイナスを考えるとマイナスの方が大きいです。何故かというと、ヨーグルト100g摂っても、そこに含まれる乳酸菌は1gも無い。その乳酸菌は小腸でほとんど分解されて大腸に届くのはほんの極一部の成分です。その成分が大腸の善玉菌の活性を促す働きと、99%以上の質の悪い牛乳がほとんど大腸に行きますよ。これは悪玉菌の餌になります。果たしてどちらの影響が大きいか分かりますよね。牛乳は他にも悪影響及ぼしますよ。最近は生きたまま腸まで届く強い菌が開発されたとかで随分宣伝されていますが、生きたまま乳酸菌が大腸に送られたら善玉菌が増えると思いますか?腸内の環境が悪ければ、どんなに優秀な善玉菌を送り込んだとしても生きられないですよ。悪玉菌の餌はたっぷりあるから生きていけるんですね。確かに乳酸菌の微量な有効成分が多少の効果はある。だから、ヨーグルト摂ってアレルギーが治ったという人がたまにいますけど、これは軽快です。少し軽くなった。でも、質の悪い牛乳をたっぷり摂っていますから、やがて、もっと悪化してきます。専門家と言われる人ほどピントの外れたこといいますよ。狭い見方でその部分だけ見ているから、全体を見通すことが出来ない。その部分だけでいいますからね。
ところが、ヨーグルトではなく味噌の場合は全く違いますよ。そして、そこに含まれている菌は乳酸菌だけでなく様々な菌が大量に生きています。それが、吸収されて小腸で分解されるけど、有効成分のかなりの部分は大腸に移行していきます。だから、本物の味噌とか醤油の場合は善玉菌をどんどん活性化させて悪玉菌は減らしていきます。善玉菌が優位になると悪玉菌は自然に減っていきますよ。注意してほしいのはスーパーで売っているような味噌、醤油は粗悪な原料で、薬品一杯使って、宣伝文句だけは立派に書いてありますが、害があるだけで全く効果はありませんよ。いつの間にかそんな商品ばかりになってしまいましたね。偽物ではなく本物の味噌を食べて下さいね。


口から大腸に行って処理されて、最終的にS字に曲がっているS字結腸に、最終排泄する前段階状態までになったものが、ある程度溜まると排泄されていきます。その時に肛門を通っていきますが、肛門周辺は物凄く厚いガッチリした筋肉がリング状にあります。そして、周辺には静脈が物凄く大量にあります。これが、長年悪いものを食べていると、静脈が広がって、そこに血液の流れが悪いから溜まってくる。これを、「うっ血」といいます。長年続くと、だんだん膨らんできます。これが「痔核」といって「いぼ痔」という状態です。そして、その周辺の組織の細胞を繋いでいる結合織、つまり、コラーゲンやヒアルロン酸などが、だんだんと脆くなっていくと細胞ははがれやすくなってしまう。炎症を起しやすくなるんですね。これが「切れ痔」。「裂肛」という状態なんですね。毒素が一杯あると、この直腸の中に毒がいっぱい溜まって膿が溜まってくるんです。その膿が外に出ればまだいいけれど、腸の組織の中を通って出てきてしまう。これが「痔ろう」なんですね。この痔が発生した場合何をするか?今はだいたい切っちゃいます。そんなことしても治るものではないですね。腸内環境を良くしていけば何もしなくても治りますよ。

便秘
最近は便秘になる人がとても多いですよね。便通が悪いときにまず何を考えますか?繊維質が腸壁を刺激して蠕動運動を活発にすると言いますね。だから、繊維質の多いものを多く摂ろうとしますね。ところが、最近は繊維質を毎日摂っても少しも良くならない人が増えているんですよ。何故かというと、大腸の内容物をスムーズに送り出すためには、腸がしっかりと蠕動運動をする必要がありますが、この蠕動運動があれば良いというわけではなく、「正しく動くか」どうかです。蠕動運動の調節が上手くいってない人は腸の中を行ったり来たりの往復になっている。進んだり、戻ったりしているうちに水分がどんどん吸収されてしまう。だから、コロコロ便になっちゃうんです。このように、蠕動が上手く動いていない、不活発、動きが乱れているのは、全部自律神経の問題なんです。自律神経の中枢は脳ですよね。だから、この脳の中枢の間脳の部分に問題があるんです。ここでエラーを起しています。ということは、そこを解決しない限り、スムーズな便通にはならないです。その他に、この腸壁からは、特に大腸の場合は常時粘液が分泌されます。何故粘液が分泌されるかというと、唾液と同じ働きですね。粘液が分泌されることで内容物が凄く流れやすくなるんです。だから、粘液が十分に出ている人は、紙がいらないくらい全然汚れないんですよ。この粘液も血液の質と自律神経の問題です。自律神経がきちんと働いていないと粘液が十分に出ない。現代人の便秘は、粘液の分泌が不十分で、しかも、蠕動が不活発だったり、狂っていたりするというような便秘なんですよ。だから、ヨーグルト食べても、繊維の多いものをいくら食べても少しも良くならない。玄米食べても便通が整わないという人が増えているんですよ。それは、自律神経が狂っているからなんですね。


長くなってしまいましたね 次回はすい臓です。

2015年03月31日

体の構造と機能と臓器の役割と関係性「消化器C」

消化器は、口から入って、肛門までの部分とその周辺の消化を助ける部分の「膵臓」や「肝臓」も含まれています。

≪ 膵臓 ≫
膵臓は消化液の膵液を作ったり、血糖値の調節に必要なインスリンを作ったりする働きがありますね。血糖値を上げるホルモンはいくつかありますが、血糖値を下げるホルモンはインスリンしかないから特に重要です。
では、膵臓ですが体の何処にあると思いますか?あまりピンとこないかもですね。
膵臓はCT撮ってもMRI撮っても分かりにくい。癌が見つかっても手遅れなことが多いです。
膵臓は胃の裏側にあって、おたまじゃくしみたいな形の頭部を右側にして十二指腸のこの字に曲がった部分に囲まれています。左端っこの尾部に脾臓がくっ付いていて、膵臓と太い静脈で繋がっていますから、膵臓と脾臓はとても関わりが深いです。脾臓は現代医学では軽視されていますが、徐々に重要な機能がわかってきていますよ。
小腸の十二指腸のところでも書きましたが、膵臓にはパイプがあって、胆嚢からのパイプと繋がって、十二指腸にある開口部から消化液を出していますね。膵臓は、すべての成分を分解する強力な消化液を複数作っていますね。
http://blog.kodemari556.net/category/23701681-1.html

膵炎
膵臓がだんだん疲弊して機能がダウンして、結合織(細胞と細胞を繋ぐ繊維)が弱って組織が破れやすい状態になると、膵臓の中で作った強力な消化液が漏れる場合があります。これが少しでも漏れると、自らの組織を分解していってしまうのです。これが大量に漏れたらどうなると思いますか?「膵炎」です。大量に消化液が漏れると膵臓全体がだんだん溶けていきます。やがて、それが周りにも漏れてくるから胃も腸もみんな溶けちゃう。さらに進めば、肝臓から胆のうの方まで、心臓、肺の方まできてしまいます。そうなる前に猛烈な痛みが来ます。
このような膵臓の中から膵液が漏れてきて内臓が溶けて、物凄い痛みで死んでいく人が多いんですよ。この膵炎は現代医学では治す方法がないです。だから、そのような炎症を起こしていると切るしかない。なんでも切っちゃうんですよね。だから、そこまで行ってしまう前にきちんとしなくてはいけないですが、膵臓はほとんど症状が出ないからわからない。痛みも、かゆみもない、健康診断やってもわからないですから、気が付かないうちに進んでしまうことが多いんです。

● 膵臓と肝臓の機能低下
現代人のほとんどが膵臓と脾臓の機能が低下しています。膵臓の機能が低下すると何が起こるか?
膵臓で作るインスリンは血液中の糖分をコントロールします。インスリンが多すぎても少なすぎてもどちらも危険ですが、どちらもあまり症状が出ないです。だから、膵臓の機能が低下しているか分からないんですね。糖尿病もそうですが、明らかに糖尿病になっている人でも症状がほとんど出ないから気づきにくいです。
では、どうやって膵臓の状態を確認すればよいかというと、ちょっとした症状で気づくことができるんですよ。
膵臓の機能が低下すると、ほとんどの場合は消化液が足りなくなり消化がスムーズにいかなくなってきます。そうすると何が起こってくるかというと、消化がスムーズにいかないから何となく腸の方で何か気分が悪い違和感が出てきたりする。何か食べ物がいつまでも残っているみたいな違和感が出てきたりする。もう少し進むと、お腹が張るような現象が起こる。特に豆類のタンパクの多いもの食べた時にお腹が張る人がよくいますが、腸内でたんぱく質が発泡してガスが発生しているからです。小腸でも大腸でも起こります。だから、お腹が張るから豆類は苦手という人のほとんどは膵臓の機能が低下しています。そういうちょっとした症状が徐々に表れてきたら膵臓が怪しいですよ。

その他に油を多く摂った時に気持ちが悪くなる人も結構いますよね。そういう人は肝臓が低下している人が多いです。肝臓はとても多くの役割があり、消化にも一役買っていますね。肝臓では胆汁を作っています。この胆汁の質が悪かったり、量が少なかったり、送り込むタイミングがずれたりすることがある。そうすると、油の消化が円滑にいかないので油が滞ってしまう。そうすると気持ち悪くなる。だから、油っこいもの食べると後で気持ち悪くなるという人は胆汁が円滑に流れていない。これは元をたどっていくと肝機能低下なんですね。

膵臓と肝臓がダブルで機能低下していると強烈に反応がでます。少し天ぷら食べただけで直ぐに胃から腸まで気持ち悪くなって吐きそうになるようなことが起こります。その時に何をするかというと、たいていの人は胃腸薬を飲みますよね。多少一時的に誤魔化しが効くから、繰り返していくうちにどんどん進行してしまう。その上、胃腸の薬でも薬物ですから胃にも腸にも負担になり、最終的には肝臓の負担になり、更に肝機能が低下してしまいます。
肝機能が低下すると腸の機能も低下します。逆に胃や腸がちょっと弱っても、肝臓の機能が上がると何もしなくても胃腸の機能も上がっていきますよ。その位肝臓と胃腸は関連が深いです。
だから、消化器の働きを良くしようとする場合に、腸だけ考える人や、胃だけ考える人もいますが、そんなものじゃないです。全体が関連した中で、それぞれがお互い助け合いながら消化という機能を果たしているんですね。胃腸のトラブルがあった時に普通に言われている健康法をやっても中々解決しないのは当たり前のことなのです。

● ちょっと豆知識
膵臓の機能が低下した時にどうすればよいか?
脾臓に何らかの刺激を加えていくと脾臓の循環が良くなるんですよ。脾臓と膵臓は太い静脈で繋がっていますから、脾臓の循環が良くなると膵臓の循環も良くなるんですね。そうすると、膵臓の機能が上がります。だから、脾臓の手当をすれば良いんですね。
脾臓にあたえる刺激で一番簡単なのは冷刺激。5秒か10秒くらい冷たいものを当てるだけ。それだけでいいです。簡単でしょ!何か冷えているものを適当に布に包んだり、巻いたりして脾臓がある場所にちょっと当てればOK。お風呂から上がるときに冷たいシャワーを5秒くらい当てるだけでも良いです。その場合注意することは、直角に当てると後ろに回って腎臓まで冷やしちゃうと有害なので、斜めに当てて後ろまで流れて行かないようにしてくださいね。

≪ 肝臓 ≫
最近どんどん肝臓のメカニズムの解明が進んで1,000種類もの働きがあると言われています。一人の人間の肝臓が行っている化学変化を現代科学の技術を使って工場でやろうとするとかなり大きな工場が必要なくらい大変なことを肝臓はやっています。それどころか現代科学では肝臓と同じことをすることは不可能と言われていますね。
普通いわれている肝臓の主な機能は解毒。つまり、有害なものを分解し排泄をする。そして、胆汁を作る。タンパク、脂質、糖質などの栄養素を使えるものに作り変える。脂質代謝といって脂肪類などのコントロール、多ければ分解排泄、足りなければ作る。などありますが、肝臓の1,000種類もの働きを一言でいうと、浄血。腎臓の浄血とは少し意味合いが違います。肝臓の浄血というのは血液の質そのものを安定させる。つまり、質の良い血液を保つという意味の浄血なんです。腎臓の方の浄血は血液の質を良くするのではなく、血液中の老廃物を排除することによって血液をきれいにするという浄血です。肝臓の働きは、要するに上質な血液を保つこと。だから、とても大事ですよね。
膵臓、脾臓、胃、腸、こういうとこから血管が出ていますね。それらの血管の中には、それらのところから来た栄養素、水分、いろんな老廃物だとか、様々な物が混ざった血液が入っています。その血管は全部肝臓に繋がっています。そのように臓器から肝臓に繋がっている血管を門脈といいます。何で肝臓に繋がっているかというと、それらのものは、様々な有害なものが含まれている可能性があるので肝臓で処理をしなくてはいけないです。その為にいったん肝臓を通過するんですね。肝臓のフィルターを通過して、そこで処理されて、安全な状態にしないと全身に送るのは危険なんです。そういう重要な役割をもっています。そして、肝臓で処理された血液は直ぐに全身に送れないんですよ。もう一回処理されてから送られます。肝臓で処理されて血液は何処に行くと思いますか?肝臓でいったん処理された血液は心臓に送られて行きます。心臓の役割は循環させることですね。

失禁・逆流性食道炎
胃の入口は噴門、出口は幽門といいます。噴門はリング状の太い筋肉で強く閉じています。
ところが、最近はここが緩んでいる人が増えています。噴門が緩むということは、他も緩んでいるということなんですけど。入口も出口も緩んでいる人が多いです。下の方の出口も緩んでいる人が多いですね。失禁が増えているのはそのためです。今は40代でも失禁が増えているそうです。
噴門が緩んでくると、胃の内容物が逆流する場合があります。これは大変なことです。胃の中には強力なたんぱく分解酵素と強力な酸性物質があります。それがまともに上がってきたら直ぐに炎症起こします。症状としては、胃の上の方が熱い嫌な感じ。それをよく胸焼けといいますね。そういう症状が起こってきます。酷くなると、だんだん上がってきて喉の近くまで炎症起こしちゃう人いますよ。そこまでくると食道全部切られちゃいます。「逆流性食道炎」今すごく増えていますよね。
そらから、食事して満腹になってしまったとき、しばらく横になるとすっとすることが多いのは消化がスムーズにいくからですね。横になると胃が垂れないからです。横になるとき右か左かどっちを下にしますか?
昔の人は出口が右にあるから右を下にすると移動しやすいからいいと言っていましたが、最近は噴門の筋肉が弱っている人が多いから右下に寝ると、内容物が食道の方に逆流しやすくなってしまうんです。だから、現代人は右下に寝ることは避けた方がいいです。早く消化したければ、仰向けが一番いいです。食べ過ぎないことの方が大切ですけどね!

以上で消化器系については終わりです。大まかですが、役割、働き、関係性を理解いただけましたでしょうか?

2016年02月14日

体の構造と機能と臓器の役割と関係性「循環器」

さてさて循環器ですが、話が長くなるので分けようと思ったのですが一気にいっちゃいます(笑)

循環器系には「心臓」「血管」「リンパ管」などがあり、そして「細胞の周りを体液の流れ」も循環器系になります。体の中に必要な体液を循環させる、要らない老廃物を回収するための器官ですね。

≪ 心臓 ≫
腸から吸収されたものは肝臓に行き心臓に送られていきます。そのまま心臓に送ると危険なので、肝臓で処理して安全な状態にして心臓に送られていきまよ。
http://blog.kodemari556.net/article/416582382.html
そして、心臓から肺に行きます。何故肺に行くかというと酸素を受け取るためですね。酸素を受けっとったらまた心臓に戻ります。何故心臓に戻るかというと全身に送るためですね。
心臓には4つの部屋があり、上を「房」下を「室」心臓の房だから「心房」心臓の室だから「心室」それが左右あります。肝臓からの血液は右心房に行きます。その血液の中には全身から老廃物など様々な物を回収して一端肝臓で処理されたものも入っていますね。ここに入ってきた血液は既に酸素が使われてるいので少し暗い色をしています。そして、右心房から右心室に送られたものが肺に行く。肺で酸素を受け取ったら今度は左心房に入り、下の左心室に送り込まれます。ここから裏側の大動脈という3pもある太いパイプを通って上に送られるものと下に送られるものに2つに分かれ全身に送られていきます。
何故心房でいったん受け止めて心室に流すかというとスムーズに送るためです。4つの部屋にはそれぞれ一方通行の便があり、開いたり閉じたりして逆流はしません。それぞれが収縮拡張を繰り返しポンプの役割を果たします。

● 心臓の収縮は電気信号でコントロール
この心臓の収縮は何でコントロールしていると思いますか?全部電気信号です。その電気信号は何処で作られていると思いますか?右心房の上に暑さ1ミリ幅4ミリ長さ7.8ミリの小さな板みたいな部分があり、心拍のペースメーカーっていわれていています。これを「洞房結節」といい、ここからすべての部屋に電気信号が行って収縮を繰り返してポンプ作用をしています。これだけではコントロールでいないので、脳幹の一番上の「間脳」からも信号が心臓に行き両方でコントロールしています。どちらも自動コントロールですが脳幹は体の状況によって変えていくコントロール。同房結節は常に一定のコントロールをしています。洞房結節は物凄くデリケートなところです。洞房結節に電磁波が通過すると狂いますよ。特に男性に多いですが胸ポケットに携帯電話入れていますよね。洞房結節のコントロールが相当狂います。「不整脈」が増えているのもその影響がありますよ。そして、不整脈が起こって血が濁っているという条件があると心臓で時々痙攣起こしたりします。それを「心房細動」とか「心室細動」といいます。麻痺を起こすと上手く血液が流れないですね。そして麻痺を起こしているうちに血液の塊ができ、この塊の大きいのが肺に行くと詰まって窒息してしまう。小さい塊は流れて行って脳に詰まってしまうと「梗塞」です。心房細動が起こっていると苦しくて倒れる。そして、心臓が止まる。そんなときに心臓にショックを与えると動くときがある。その為の機械が「AED」ですね。今いたるところに置かれていますが、それだけ置かれているということは如何にこういう人が多いかってことですよ。その原因の一つには携帯電話を胸ポケットに入れていることがあります。首からぶら下げているのも心臓にかなり近いですから危険ですよ。

心臓は握り拳位の小さなものですが、心臓だけでは全身に血液を流すだけのパワーはないです。全身に流すには相当の圧力が必要で、そんな圧力には動脈は耐えられない。物理的に考えると握り拳位の小さな心臓の10倍くらいのポンプが必要になります。以前は心臓のポンプだけで全身に血液を送っていると言われていましたが、七不思議でもあったんですね。それが最近変わってきています。戦前に現代医学の盲点を指摘した西勝造が「毛管現象」の働きで流れていると異議を唱えていました。これが今頃になって医学会で認められてきたんですね。それと「動脈の自動運動」です。

≪ 血管 ≫
血液を循環させるための血管は2種類あります。送る血管は「動脈」です。帰ってくる血管は「静脈」です。この動脈は厚い筋肉で出来ていて自分で「自動運動」しています。この動脈の収縮の運動によって流れています。心臓のポンプ作用より全身に分布している動脈の収縮作用の力の方が大きいです。それによって流れているんです。では、静脈は何故流れるの?静脈は自ら収縮できません。静脈の中には一方通行に流れるための便が沢山付いています。一方通行になっているので逆流はしません。その静脈は動脈に寄り添うように並んでいます。そして、動脈は収縮運動していますからその動きを使用して流れているんですね。

≪ リンパ管 ≫
さらに、この周辺にリンパ管が絡みつくようにあり、リンパ管も静脈と同じように沢山の便が付いています。だから外からの収縮の動きがあると一方通行に流れて行きます。リンパ管は静脈よりももっと薄い管で流れはとてもゆっくりです。

●体を動かそう
このように体液は流れて行きますが、これだけだと流れが不十分なのです。だいたい25歳位まではあまり動かなくても流れるのですが、25歳を超えるとだんだん血管も組織も固くなり、流れが悪くなってくるので運動が必要です。運動といっても特別なスポーツをするということでなくて、普段動かす体の動きがあれば良いです。ちょっとした動きでも循環は良くなりますよ。例えば腕を前に伸ばして指の収縮、グーパー、グーパーですね。を2〜3分やったらそれだけで腕を流れるリンパの流れは10倍〜20倍速くなります。ちょっとした動きで全然違ってくるんです。
ふくらはぎは第2の心臓と言われますね。少し歩くだけでふくらはぎの筋肉は収縮します。この収縮によって静脈の血液とリンパ管のリンパ液はスムーズに流れて行くんですね。

下肢静脈瘤
これまでの一連の血液の流れが悪くなって、ふくらはぎにボコボコの静脈が浮き出ている人がいますよね。これは「下肢静脈瘤」といいます。酷い人は物凄く太いのが出てきます。これは何が起きているかというと、静脈の流れが悪くなり血液が滞って広がると、中の便が広がって閉まらなくなる。そうすると一方通行でなく逆流をするようになってしまいます。そうすると、益々血液が溜まって血管が広がっていく。何故そうなるかというと、1つは血液の質が悪い。その血管も拡張作用の多い食品、精製糖ばかり多く摂っているとどんどん伸びていく。そしてあまり動かない。だから、甘いものを中心とした陰性食品を毎日大量に食べて動かないという状態の人に下肢静脈瘤が起こってくるのです。これを現代医学では何をするかというと全部手術で取っちゃう。そして、別の所から持ってきた血管を移植すんですよね。そんなことしても無駄です。体質替えなければまたなります。体質替えれば治ります。そして、下肢動脈瘤が起こっていることは全身で起こっているということです。

● 体液の循環
≪ 毛細血管 ≫
全身の細胞にどうやって栄養素を送っていると思いますか?
全身には地球を2回りするほどの血管が通っていて動脈で血液を送っていきます。動脈の壁は水分がわずかに通るだけでそんなにいろいろなものは通らない。動脈は防水作用のあるパイプなのです。動脈の血管はどんどん細くなり一番末端は毛細血管という細い血管になります。そして、毛細血管は静脈の血管に帰っていきます。毛細血管からはいろいろな成分が出てくる。大きな分子はろ過されませんが、細かくなったものが水分子と結合して通過して出てくるのです。真っ赤っ赤だった液体が透明の液体になって出てくる。これが体液。この透明な液体が細胞の周りを循環しているんですね。細胞から排泄された老廃物は、戻っていく静脈の中に入って行きます。この時、細かいものは入って行くけど大きなものは入って行けない。大きなものは並行して通っているリンパ管が回収します。このように循環がスムーズにいっていれば供給するのも回収するのもスムーズにいきます。ポイントは毛細血管。毛細血管が健全な状態でないといくら末端に血液を送り込んでも十分に細胞まで送り届けることが出来ないです。毛細血管は増えたり減ったりしますよ。組織は使わないと減ってしまう。筋肉なんて顕著にそれが起こります。程々に筋肉を使っていると毛細血管は増えます。使わないと減っていきます。減っていくと必要な栄養を十分に送り届けることが出来なくなりますよね。老廃物も回収が円滑にいかなくなる。
毛細血管は末端に行くとループ状、行って戻ってUの字の形になっているのですが、途中にバイパスが沢山あります。このバイパスは普段は閉じています。どの様な時に開くかというと、緊張したり、寒かったり、いろんなことで毛細血管が収縮してしまうと血液が止まってしまいますよね。その時にこのバイパスが開いて血液が流れていく。このバイパスはグローミュー(フランス語)といいます。この機能がきちんとしていれば循環は円滑なんですね。
先程の毛細血管は減ったり増えたりするといいましたが、毛細血管やグローミューが変形したり、ボロボロだったり、特にグローミューが消えて無くなっている人が沢山いるんですよ。そうすると、送っても戻ってしまう血液が増えてきて体の外も内側も栄養素の供給が円滑にいかない。毛細血管は重要な鍵なのです。食事が悪いと毛細血管はどんどん固くなったり、変形したり、数が減ったり、とにかくその結果、循環が悪くなるということが起こってきます。

● 循環を円滑に行うポイント
血液をきれいにするということがまずは第一条件。その為には質の良い食べ物を採ること。そして他の臓器がきちんと機能して質の良い血液が出来ればそれだけで循環はよくなる。プラス適度な動きです。これは基本条件です。
基本条件が出来ていても循環が悪くなる時もある。それは「心」です。心臓も血管もリンパ管も全部「自律神経」がコントロールしますよね。自律神経の中枢である「間脳」のバランスが崩れると、リラックスしていい時でも交感神経が働いてしまう。例えば、交感神経が働くと末端の血管は収縮させろと信号が行きます。そうすると血流が悪くなり、循環も悪くなって手足が冷えるということが起こってくる。感情の影響はこの間脳に対して最も強力に作用します。プラスの感情が作用すると自律神経は安定していきます。マイナスの感情が作用すると自律神経が狂っていきます。どの様に狂うかというと交感神経が緊張したままになっちゃうんですよ。リラックスしたくても交感神経からの活動の神経が働きリラックスできなくなる。現代人は寝ていてもこのような状態になっています。睡眠中の顎の筋肉の筋電図で大勢の人を調べたドクターが、現代人の8割〜9割は寝ていても緊張していて、歯ぎしりしている人は8割〜9割だと。強く緊張すると歯ぎしりになるんです。それくらい現代人はストレスが処理出来ずに、その意識の奥に蓄積したままになっているという人が増えているということです。

循環に話を戻して「良質な食べ物を摂る、良質な血液を作る、それを処理する、全身に送る、そして細胞を生かしていく。」ここまでは送っていく方ですが、問題は使ったカスを如何に排泄していくかです。これも重要です。これが上手くいってないと、どんなに良いものを食べて循環を良くしても、やはり細胞は異常を起してしまいます。

● 供給も大事だが排泄も大事
現代人は採りいれることばかり気をつけてますが、それ以上に排泄も重要です。
排泄は「細胞から外に排泄」という段階と、これを「回収して腎臓や肝臓を通して排泄をする」という最終段階の排泄と2系統あります。
まずは細胞から排泄しなくてはいけない。排泄を円滑にする条件は、内部環境、細胞の周辺の環境をきれいにすることと、循環を良くすること。これ供給と同じですよね。供給を円滑にすることも排泄を円滑にすることも、この条件に置いては同じです。それともう一つ細胞内の老廃物を外に速やかに排泄する大切な条件があります。

細胞をアメーバーにたとえて説明してみますね。水槽の中にアメーバーがいるとします。そこに多少の有機物があればアメーバーは生命活動を営むことが出来ますが、生命活動を営むと老廃物を排泄しますね。そのままだとこの水はだんだん老廃物が一杯になる。そうなると排泄出来なくなりやがて死滅してしまう。では、水槽に栄養素を多く含んだ水を常時流し、そして一方で汚い水を排水する。この流れがあると排泄が円滑にいきます。その時に水の中に老廃物が少ないほど排泄が円滑にいく、老廃物が多いと円滑にいかなるのはわかりますよね。これは老廃物だけでなく、入れる栄養素が多量になっても排泄が円滑にいかなくなるんですよ。ということはどういう事かというと、人間の細胞の場合は細胞の周りの環境ですね。この環境の中に老廃物が無くても、栄養素が過剰にあると排泄が上手くいかない。逆に、この環境の中に老廃物もない、栄養も無い、これでは死んでしまいますけど、栄養素が足りない、ちょっと足りないくらいだという時は、この細胞内の老廃物の排泄は最大限になります。だから昔から腹八分は健康の元と言われたんですね。最近は腹七分目とか六分目という学者さんもいますね。それは経験上健康に良いということがわかっているわけです。
小食にするだけでも病気になりにくく、病気になっても直ぐ治る。それは何故かというと、排泄現象が非常に円滑になるためなんです。だから、長年に渡って体に老廃物をため込んできた人が、その老廃物を排泄して病気を治し早く健康になろうという場合に、小食にするほど早く治るというのはそういうことなんですね。
でも、小食にしても濃厚なもの食べていたら、やはり濃厚なものが周りに行きますから排泄が円滑にいきにくい。一番濃厚なものはたんぱく質。溶けにくく溜まりやすく多くなるとドロドロになる。次は油です。そこに砂糖が多いともっと濃厚になります。「たんぱく質、脂質、糖質」が多いものは、だいたい濃厚なもので美味しいものが多い。だから、美味しいものを食べたい。それだけを求めていくと、結果的にこの3つが多くなってしまう。排泄現象を促すためには、この3つを減らすと非常に排泄が円滑にいくようになります。何故か?細胞の中に老廃物が沢山溜まっている場合に、周りにドロドロのたっぷりの栄養素があっても中にいっぱい溜まっていたら細胞の中に入って行けない。先に排泄をして中がきれいになれば一気に入って行けるのですが、周りに栄養素がいっぱいあると細胞は本能的に中に吸収しようという働きの方が強力になってしまうのです。採り込んだものは細胞の中に沢山あるミトコンドリアにATP(アデノシン三リン酸)にしてとりあえず溜めておく。無くなった時にはATPを使って生きていく。現代のようにいつもたくさん食べられる時代を経験していないので、とりあえず栄養素がある時は吸収しようと働いてしまう。でも足りなくなってきたらこれを使って生きていくことが出来るので老廃物は外に出す排泄の作用が高まるのです。これはもともと細胞が持っている機能です。単細胞のアメーバーでも、菌でも、細菌でも同じ機能を持っています。
この機能は大きな組織でも同じです。腸壁の壁には沢山の細胞があります。このように細胞が集まったものを組織といいます。このような大きな組織になっても基本は同じです。腸の中に栄養素が無くなってきた場合は、体の中から外に向かって物質が流れやすくなる。だから、どんどん排泄していく。そして、表面の粘膜の細胞も古くなったものはどんどん剥がれていきます。そして、栄養素が沢山ある場合は、排泄ではなく、まずは最初に吸収しなくてはいけないから、どんどん体外から体内に移動する。無くなってくると今度は体内から体外に移動する。これはもともと細胞の1つ1つが持っている機能です。

だから排泄を円滑にするためには「血液をきれいにする」「循環を良くする」そして「栄養をギリギリにする」必要最低限にする。もし、組織の中、つまり細胞の中や外に老廃物が溜まってしまっている場合は、しばらく栄養がちょっと足りないくらいにしておく。そうすると排泄のスピードがどんどん上がります。これは細胞の中から外、そして細胞の間に溜まっているものが血管、リンパ管から腎臓を通して尿として体外に排泄する機能がどんどん上がります。病気をもっていたりする場合、怪我をした場合でも同じです。そういう条件をつくると回復が非常に早くなります。病気でなくても普段からやや足りないくらいにしておくと、排泄が非常に早くなると同時に、採り込んだ栄養の利用効率も上がるんです。例えば100キロカロリー10カロリーくらいしか使えない人もいるし、倍以上に使える人もいる。大きな個人差があります。普段から良質なものを少量採っている人は体内での利用効率が上がり、それだけでなく、排泄機能が常にフルに働いているので老廃物が溜まらないのです。だから、機能低下することがない。病気になることもない。老化も非常に遅くなる。ということが起こってきます。

この排泄でもう1つ知っておいた方がよいことは、各細胞から排泄されたものはリンパ管と静脈で回収されていきますね。それが循環してきて肝臓と腎臓で排泄をする。気体は呼吸から排泄をする。その排泄の時、ほとんどは腎臓を通して尿として排泄していきます。腎臓の中には糸球体が何万個とあります。糸の玉みたいなので糸球体といわれています。糸球体には血管が中に入り込んでいて毛細血管が沢山あります。入り込んだ毛細血管の間から老廃物が出てきてここでろ過されるわけです。そして尿管というパイプを通して腎盂というところに尿になって溜まります。糸球体から腎盂に行く途中の尿細管にナトリウムやカルシウムなど色々なものがもう一度再吸収される機能があります。つまり、排泄をするものだけを腎盂に流して途中で必要なものはもう一度吸収する。血管から老廃物が出てくるときにナトリウムが無いとこの毛細血管の壁を通過出来ない。ナトリウムと水とそして老廃物が一体となった状態のものが通過できるのです。

● 減塩は正しいのか?
ということは、今の人達は減塩減塩とやたらとやっていますよね。もっと酷いのは減らすどころか無くすくらいのことをする。これは危険ですよ。体のコントロール機能はかなり幅がありますから、徐々に徐々に減塩していく場合には、だんだんとこの機能が上がっていく。リサイクル機能ですね。それで対応できるようになります。再吸収機能が上がっていく。野生の動物はその機能が凄く強力だから、たまに塩分を採り入れれば生きていけます。人の場合は毎日塩分採らないと生きていけないですね。それをいきなり止めて、このナトリウムが減ってしまうとまず老廃物のろ過が出来なくなります。汗もそうですよ。皮膚の表面の汗腺から出た汗を分泌させますけど、この汗は何処からくるかというと、血管から水分が出てくる。その時もナトリウムが水分を連れてくるんですよ。そして、汗は蒸発するときに体温を奪い、これで体温を調節しますね。その時にナトリウムが不足しないように汗腺で汗を作って肝管で再吸収しています。このリサイクルをしないと汗がどんどん出るとナトリウムが無くなっちゃうから倒れますね。その様に、細胞膜を通過して移動させるときは必ずナトリウムが必要なのです。常に必要だから効率よく使うために、いったん使ってもまた再吸収して何度も何度もリサイクルするんです。鉄分もそうですよ。食べている鉄ではとても足りないので毎日大量に破壊する赤血球には鉄が含まれています。これは肝臓を通して胆汁になる。胆汁の中には鉄分がたっぷりあるんですよ。それが小腸に入って再吸収される。鉄分を何度も利用するんです。だから貧血を起こさないんですね。小腸の機能が低下するとこの再吸収の機能も低下してしまいますよ。
それだけでなく、ナトリウムは細胞の外側にナトリウムが多いです。内側にカリウムが多い。これでバランスが取れています。ナトリウムが足りなくなると浮腫んできます。ナトリウムが過剰になっても浮腫んできます。でも、自然塩であれば過剰にならないのです。ある程度ナトリウムが一定に保たれてくると辛いものがいらなくなり、薄味が欲しくなる。足りなくなれば塩分の濃いものが欲しくなる。ナトリウムだけが過剰になると、これを薄めるために水分がどんどん入ってそれで浮腫むんです。だから、塩化ナトリウム(食塩)を大量に採ると浮腫んでしまいます。
そして、カリウム。果物ばかり大量に採ったり、豆腐や豆乳ばかり採っているとカリウムが大量に増えますよね。カリウムは細胞の中に入るんです。そうすると、それを薄めるために細胞が膨らんでくる。これも組織が浮腫んでいるという状態ですがこちらの方が深刻です。カリウムが多量になって細胞が浮腫んでくると機能が低下します。だから過剰にあると困るから、血管の中にカリウムが増えてくると排泄をしなくてはいけないです。その為に腎臓から排泄しようとする。だから浮腫んだ時にカリウムを沢山採るとおしっこが大量に出て排泄をする。ところが腎臓の機能が低下しているとカリウムを沢山採っても、ナトリウムを沢山採っても、排泄が出来ないから体に停滞する。すると、どんどん浮腫みが酷くなり、体力がどんどん低下するということになる。だから、浮腫んだ時に利尿剤でおしっこ出そうとすると体力が落ちるんです。カリウムを入れて出そうとすると、益々腎臓が弱っちゃいます。というようにこの排泄ということを考えただけでも、カリウムとナトリウムのバランスは非常に大事です。陰陽のバランスを取っていれば自動的にバランスが取れます。そらから、汗で老廃物を排泄するとかよく言いますけど間違いですから注意してくださいね。

大動脈の病気
大動脈は左心室から太いパイプが上の方にいき大動脈弓を形成して下行しお腹の真ん中あたりの左右に分かれて下半身に行く分岐部までの最大の動脈ですが、2.5〜3cmで太くて凄く丈夫です。この血管をプロレスラー位の力がある人が両方2、3人で引っ張っても切れません。そのくらい丈夫なのです。水道のホースなんか全然くらべものにならない位丈夫です。ところが、これが食べ物悪くて血液の質が悪いとだんだんと脆くなってくる。これが「動脈硬化」なんです。ある程度、動脈硬化になっている場合は一人の人がピット引っ張るだけで切れます。もっと進んでくと、動脈が凄く固くなってきて指で押さえるとボロボロと潰れるくらいになる人もいます。そうなるといつ切れるか分からないですよね。切れたら2時間で死にます。大量に出血して臓器の中がほとんど血液になっちゃいます。そして全身に血液が送れなくなる。
大動脈の中には高い圧力がかかっているので、動脈硬化などで弱くなった部分があると、瘤ができやすくなります。血管の壁が薄くなって大きく膨らんでくる病気が「大動脈瘤」です。そして大動脈瘤が破裂し大出血です。
この動脈は壁が厚いのでこの動脈の壁の中が裂けたて内膜と外膜の間を本来あってはいけない血液の通り道ができてしまう場合もあるのです。これを「大動脈解離」といい、こうなるとどんどん流れが太くなる。そうすると膨らんできますよね。これが「解離性大動脈瘤」です。だんだん流れる量が増えてくる。そうすると壁が薄くなってくる。こうなるとちょっと血圧が上がるだけで切れる。切れたら大出血になっちゃいますね。こういうことが起こってきますが健康なきれいな血液が流れていれば絶対に起こらないです。死ぬまでそんなこと起こらないです。様々な血管の異常が起こるのは全部血液の異常なのです。

心臓脂肪
それから最近増えているのが、心臓のまわりにべっとりとした黄色い脂肪がたまっちゃっている人。心臓はそのまま取り出せばピンク色です。ところが心臓全体がバターみたいになっている人がいるんですよ。これは怖いですよ。この心臓の筋肉を養うために心臓の外側に太い血管がたくさんあるのですが、この心臓のまわりについたこの脂肪はだんだんと血管を破ってくのです。食い破ってく。そうすると、これが大きいとここからか破裂しちゃいます。でも、そうなる前に中にだんだんとプラークというゴミが溜まってくる場合がある。そうなると血管の流れが細くなりますよね。細くなると突然ここで一時的に血液が止まると「狭心症」完全に詰まっちゃうとその先の心臓の細胞が死んでいく。壊死。これが「心筋梗塞」です。心筋梗塞は1回目の発作で3割くらいは死ね。2回目の発作で6〜7割は死ね。3回目の発作で8〜9割死ね。物凄く危険な病気です。こういう状態になりやすくなる。そんなとこまで脂肪が付くというのは相当に質の悪い脂肪を食べ続けた人です。脂肪は最初に皮下脂肪が付き、それでも大量に摂っていると内臓のあちこちに脂肪が付いてきます。それでも大量に摂っていると、普通はつかない心臓のまわりにべっとりついてくるんですよ。異常ですよね。

脂肪細胞が肥満して巨大化すると、体がそれを異物とみなし、攻撃することがわかってきています。攻撃するのは、白血球の一種、マクロファージです。ウイルスや死んだ細胞などを食べて分解する体内の掃除屋です。脂肪細胞を壊そうとして出す毒が、近くにある心臓に悪影響を与え、心筋梗塞などを起こすと考えられています。恐い(>_<)


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