2014年08月08日

「水」は大切な栄養素

今回はお水のお話です
生命維持を基準とした場合に一番大切な食材は何だと思いますか?
それは「水」です。え!水は食材じゃないでしょ?と思われるかもしれませんが、水は一番大切な栄養素なんですよ。水が無ければ生命活動はストップしてしまいますよね。そして、水の量が少なくても多すぎても生命活動は円滑にいかないし、水の質が悪くても生命活動は円滑にいかないんです。常に良質な水が、必要な分だけバランス良く体全体に均一に満ち足りている状態にすることが大切なんですね。何故かというと、栄養素を体内に取り入れたり、処理したり、それを全身に運搬したり、全身から余計な老廃物を回収したり、これらはすべて水がやっているんですね。

人体の約65%は水分で占められています。胎児の初期で97%、新生児は2か月目まで71%が水分です。
よく成人の場合は一日2500ml位の水を、飲料から1000〜1500m、食事等で800〜1000ml、身体の代謝から出来る水分350〜500mlを摂取し、同じ量の水を、尿や便として1500〜1700ml、呼吸から350〜500ml、皮膚から400〜600mlいろんな形で外に出すことでバランスが取れている。だからその分は必ず摂取しなくてはいけないと言われていますよね。だから、飲料水での摂取量は1000〜1500ml必要だとか、または、水を多く摂ると体の中がクリーニングされ、特に腸の中がどんどんきれいになっていくと言われて、それを忠実に実行している方もいます。そのために体がむくんでしまったり、冷えてしまったりということが起きている人も多いいんですよ。

水の質を選ぶ事もとても大切なことなんですが、摂取する量も大事な事なんですね。では、何を基準にすればいいと思いますか?
摂取量はその時の状態によって物凄く差があるんです。例えば、真夏の暑い日に長時間外にいた場合には、多くの水分が排出されますよね。でも、真冬の寒い夜で動いていない時は、ほとんど水分は必要としませんよね。だから、状況で摂取量は極端に違うんです。体の大きさも、体質も、体の状態も、季節も、時刻も全く関係なく、一律で1日1000ml以上なんて無茶な話ですよね。

年々熱中症が増えていますよね。昨年(25年6月〜9月)の救急搬送は58,792人で、亡くなられた方は88人になります。今年の5/19〜8/3までの救急搬送は26,913人、死亡40人です。そして、近年は子供たちが集団で熱中症にかかるということも増えてきています。

熱中症の大きな要因としては体内の水分不足があります。体内の水分が一定以上不足すると生命活動がストップしてしまいます。だから熱中症で亡くなる方も増えてきています。
では、熱中症を予防するためにはどうすればよいでしょうか?
熱中症の予防にために言われていることは、「こまめな水分の補給」と「適度な塩分の補給」ですよね。
水分の補給ですが、その場合の水分は、どういうかたちで飲んでいますか?
お茶やジュース、白湯などで飲んでいる方が多いのですが、これでは飲んでも補給にならない場合があるんです。飲んだ水は、水としてちゃんと働いてくれないと困りますよね。そのためには、全身の細胞に十分に浸透して、水としての役割を果たすものでなくてはいけないですね。

熱中症の予防の時には特に水の質が大事になってくるんです。そして、その時には塩分も必要になってきますね。水だけ入っても、塩分が足りなくなると熱中症になってしまいます。

まず、どれ位摂取したら良いかですが、量は体の要求に従って飲むのが良いです。喉が乾いたら飲む。その時は、がぶ飲みしないで適度に飲む。基本的には快適にするということが大事なところなんです。心地いいというのが大事な基準になるんです。

その時にどんな水を飲むのがいいのか?
基準になるのは健康な人の体内にある水の状態に近いもの。これが理想です。自然界にあるものでは、湧き水、清水などの自然な水がその状態に近いですね。しかし、ここに人工的な操作を加えてしまうと、どんどん質が変わってしまいますので注意してくださいね。せっかくの良質な湧き水なども、沸騰させると体内で利用されにくい水に変わってしまいます。
でも、湧き水を毎日飲むことは不可能ですよね。通常はみんな水道水を使用していると思いますが、水道の水は質が悪いですから、出来るだけ湧き水に近い状態に出来る浄水器を利用する必要があります。浄水器もいろいろありますが、注意していただきたいのは濾材です。市販されている浄水器のほとんどが殺菌のために銀コーティングされているんですよ。これは毒ですね。塩素などの有害物質を取り除いても、濾材から銀が溶け出していたら有害なものが入れ替わっただけで意味ないですよね。

浄水器で湧き水に近い水にすることが出来るのは、最近発売されたばかりのパンタレーという浄水器が性能が高くて良いです。ゆうすいの生産がストップしてしまい、バージョンUPされて復活した浄水器です。こちらの商品はオーサワジャパンのリマネットショプとアオイパンダで購入できます。濾材はもちろん天然100%で銀は使用していません。そして豊富なミネラルをバランスよく含んだ風化した花崗岩が入っているので水質が湧き水に近いものになるんですね。決してセールスしてる訳ではありませんので自己判断で(笑)

そして、外で水を飲む場合は天然のもので加熱殺菌していないものを選ぶのが良いですね。残念ながら国産のものはほとんど加熱殺菌されています。自然食店などに置いている国産のものには「非加熱」と表示してあるものがありますので、そういうものがあれば良いですが、なかなか手に入りませんよね。でも、海外のものはほとんど非加熱です。エビアン、ボルビック、ヴィッテル、クライザーなどはコンビニでも手に入りやすいので、この場合は国産よりもそちらの方がいいですね。

次は塩分についてですが、体内で生命現象を行う時に、ナトリウムは細胞の活動のためになくてはならないスイッチになるんです。例えば、筋肉細胞が伸びたり縮んだりするにはナトリウムが無いとできないんです。だから、ナトリウムが極端に不足すると心臓が止まってしまいます。そして、体内で細胞膜を液体が多量に通らなくてはならない時に、ナトリウムが無いと通れないんです。暑いときに汗が出ますよね。汗の元は血液です。汗腺のすぐそばの血管から染み出した成分が、汗腺の元に吸収されて、そこから水分が分泌されてくるんです。この時には血液中の様々なミネラルも含まれていますが、汗腺から外の皮膚に分泌される途中の汗管という短い管を通過する時に、必要なものは全部また吸収されていって、ほとんど水だけが出てくるんですね。ほんのわずか塩分が含まれていますが、舐めて塩辛い汗だったら異常な汗ですよ。汗はほんのちょっと塩分があるかなという位の薄い塩分濃度でなくてはならないです。塩分が強くてベトッとした汗は汗腺がきちんと働いていないからです。そのような汗をかくと、ナトリウムが不足して熱中症になってしまいます。
本来、体内のナトリウムが不足しないように再吸収する機能が備わっていて、汗腺を通して皮膚の表面に汗として出し、気化して熱を奪い、そして体温を下げていくんです。ほとんど水分のさらっとした汗であれば、蒸発が速いので直ぐに体温を調節できるんですね。ところが、水分以外の本来なら再吸収されてなくてはならないものが混ざって出てくるとベトッとした汗になります。一気に噴き出して粒のような汗になると、蒸発がスムーズにいかないので体温調節が上手くいかなくなってしまいます。現代人はこのような人が増えてきているようです。だから、熱中症になる人が増えてきているんですね。

「補足です
見てだいたいわかると思いますが、かなりボケかかってるなという人などには、少しずつ良質な水を飲ませてあげた方が良いですね。その場合は水だけでは駄目ですよ。必ず塩分も一緒に補給してあげてくださいね。
感覚がかなり鈍っちゃてるような人は、ある程度考えて補給しなくてはいけないですね。でも、普通の人は、病気を持っていても体のセンサーが働いて、水が必要なときには要求しますから。だから、飲みたいときに飲むというのでいいです。

posted by 小手毬 at 00:21| Comment(0) | 「水」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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